今回は、2017年のドラフト組で入団3年目の選手を見ていこうと思います。
※2020年の成績は、8月16日までの成績
2017年ドラフト結果
2017年のドラフトはこのような結果でした。
1位:鈴木博志(投手)社会人
2位:石川翔(投手)高卒
3位:高松渡(内野手)高卒
4位:清水達也(投手)高卒
5位:伊藤康祐(外野手)高卒
6位:山本拓実(投手)高卒
育成1位:大藏彰人(投手)独立リーグ
育成2位:石田健人マルク(投手)大卒
現在も全員チームに所属しています。
1位:鈴木博志
2019年までの通算成績:78試合4勝8敗18S13H74投球回58奪三振 防御率4.38
2020年成績:6試合0勝0敗7.2投球回4奪三振 防御率12.91
高校卒業後、社会人を経て中日に単独1位指名をされました。
ルーキーイヤーから中継ぎ陣の一角、抑えを任されました。
常時150キロ越えのストレートが武器のリリーフ向きと言える選手で飛躍が期待される選手の一人です。
しかし今シーズンはここまで、開幕当初はビハインドの登板が多くかつそこでも打ち込まれ現在2軍調整中と思うような活躍ができていません。
是非何かをつかんで自信をつけていってほしいと思います。
2位:石川翔
2019年までの通算成績:1試合0勝0敗1H1投球回0奪三振 防御率0.00
2020年成績:登板なし
ドラフト時は、高校No.1投手の評価を受け中日に2位で指名されました。
ルーキーイヤーのシーズン終盤に初登板を果たし、見事1イニングを無失点に抑えました。
しかし、元々ケガが多い選手でもあり、プロに入ってからもすでに数回右腕の手術をしています。
MAX151キロのストレートを持つ本格派でありポテンシャルの高い選手です。
同学年で同じ投手である清水、山本にも負けず頑張ってほしいです。
3位:高松渡
2019年までの通算成績:2試合0打数0安打0本塁打0打点0盗塁 打率.ー
2020年成績(2軍):22試合70打数15安打0本塁打5打点5盗塁 打率.214
50m5秒8の俊足が1番の武器で中日に3位で指名されました。
プロでも足をセールスポイントにアピールを続けています。
2年目の昨年、シーズン終盤で1軍昇格を果たし代走でプロ初出場をしました。
現在の中日には不足している足のスペシャリストとして活躍してほしいです。
4位:清水達也
2019年までの通算成績:10試合2勝2敗37.1投球回26奪三振 防御率4.58
2020年成績(2軍):6試合2勝1敗23回15奪三振 防御率1.96
高校時代は、夏の甲子園優勝投手として名を馳せ中日から4位で指名されました。
ルーキーイヤーでプロ初登板を果たすと、2年目には途中から先発ローテーションに加わり初先発で初勝利を挙げその年2勝をマークしました。
ダイナミックな投球フォームからの力のあるストレートとフォークを武器にする投手です。
高校時代から大舞台が経験豊富なスケールの大きい選手なので将来のチームの投手陣を支える選手になってほしいです。
5位:伊藤康祐
2019年までの通算成績:14試合32打数6安打0本塁打1打点0盗塁 打率.188
2020年成績(2軍):31試合91打数18安打0本塁打6打点1盗塁 打率.194
高校時代は、3年夏の甲子園でホームランを打つ活躍を見せ中日に5位で指名されました。
走攻守のバランスの取れた選手で、2年目の1軍昇格後の初スタメンで初ヒットを記録するなど1軍でも結果を出しました。
今シーズンはまだ1軍の出場はなく2軍で出場を続けています。
将来のレギュラー候補として今はたくさんの経験を積んでいってほしいと思います。
6位:山本拓実
2019年までの通算成績:10試合3勝3敗47.1投球回30奪三振 防御率2.85
2020年成績:9試合1勝3敗29投球回25奪三振 防御率5.59
身長167cmの小柄でありかつ進学校でありながら中日から6位で指名されました。
ルーキーイヤーのシーズン終盤にプロ初登板を果たすと、2年目にはシーズン途中から先発ローテーションに加わり3勝をマークしました。
3年目の今年は、開幕ローテーションの座をつかみました。(その後は中継ぎ配置転換もあり現在は2軍調整中)
ドラフト最下位の6位指名でありながら同期の高卒の選手の中ではここまで最も実績を積んでいる選手ではないでしょうか。
伸びのあるストレートと物怖じしないマウンド度胸がこの投手の長所だと思います。
是非また今年中に先発ローテーションに戻って活躍してほしいと思います。
そしてこの世代、チームを引っ張る存在になってくれたらと思います。
育成1位:大藏彰人
2019年までの通算成績(2軍):11試合1勝1敗 防御率5.79
2020年成績(2軍):4試合0勝0敗4投球回3奪三振 防御率6.75
大学から独立リーグを経て中日に育成1位指名をされました。
身長190cm越えの長身から角度ある球を投げます。
2年目は胸椎黄色靱帯骨化症という難病を患ってしまいましたが手術で克服し3年目の今年には実践に復帰しています。
大学時に一度野球から離れたりプロ入り後は難病を患うなどの苦労人なので、まずは支配下登録を目指して頑張ってほしいです。
育成2位:石田健人マルク
2019年までの通算成績(2軍):18試合0勝1敗 防御率1.99
2020年(2軍):12試合0勝1敗1S12.1投球回10奪三振 防御率2.92
地元の愛知県出身であり大学で中日から育成2位指名をされました。
テイクバックが小さく後ろで小刻みに体が動く独特なフォームのピッチングを見せます。
現在も育成選手ですが2軍では去年、今年と安定した成績を収めています。
支配下登録も近い位置にあるのではないかと思います。
早く1軍で見てみたい選手の一人なので今後もアピールを続けてほしいです。
まとめ
この年代は、2位から6位が高卒選手という将来を見据えたドラフトとなりましたが、すでに活躍の幅を広げている選手が多い印象です。
大きな可能性を持っている選手達として一人でも多くポジション定着する選手が出てくることを期待したいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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