現時点で新人王争いは両リーグとも拮抗しています。
ここで候補者をピックアップして今後の展望を分析してみたいと思います。
※2020年成績は9月16日の成績
セ・リーグ
戸郷翔征
2020年成績:11試合7勝3敗64.2投球回72奪三振 防御率2.37
高卒2年目ながら菅野に次ぐ巨人の先発投手としてここまで7勝をマーク、投球回を上回る奪三振数、防御率2点台と見事な成績を収めています。
現時点で僅差で新人王筆頭候補だと思います。
同じ先発投手のライバルである森下に数字で勝れば(勝利数、奪三振、防御率等)見えてくると思います。
森下暢仁
2020年成績:11試合6勝2敗71.2投球回75奪三振 防御率2.39
ドラフトで大学No.1投手の評価をされたルーキーとしてここまで期待通りの活躍を見せています。
ここまでチーム勝ち頭の6勝かつ防御率2点台はエース級の活躍です。
新人王の視点で見ると、同じ先発投手のライバルである戸郷と僅差で争っている状況です。
清水昇
2020年成績:32試合0勝4敗19H34投球回37奪三振 防御率2.38
2年目の今シーズン、中継ぎとして活躍していてここまでリーグトップとなる19HPを挙げています。
ただ、過去の例を見てもリリーフ投手の受賞は少なく上記の2人の先発投手に勝つには最優秀中継ぎのタイトル、防御率1点台は必須条件になりそうです。
セ・リーグ新人王争いの展望は?
現時点では、戸郷と森下の一騎打ちという展開です。
ここまでは本当に成績が似通っているので、今後の上積みを多くできたほうが受賞できると思います。
そこに清水がホールドをどれだけ稼いで争いに割って入れるかといったところです。
パ・リーグ
平良海馬
2020年成績:32試合0勝0敗15H30.2投球回39奪三振 防御率2.35
昨シーズンの途中から頭角を現し、今シーズンはここまで中継ぎとしてフル回転。
MAX160キロのストレートが最大の武器である剛腕でインパクトは十分です。
今後はホールド数の上積みがカギになりそうです。
小深田大翔
2020年成績:67試合207打数56安打0本塁打16打点11盗塁 打率.271
ドラフト1位のルーキーで、1年目からレギュラーに定着し今年のルーキー野手の中では1番の活躍を見せています。
今後は、ヒット数と盗塁数の積み上げがカギになりそうです。
安田尚憲
2020年成績:68試合236打数53安打5本塁打38打点2盗塁 打率.225
昨シーズンまでの通算打席が60打席の3年目で、新人王資格をぎりぎりで持っています。
シーズン途中からレギュラーに定着して出場機会を増やしています。
打率や盗塁では同じ野手である小深田に負けているので、今後は自身の魅力である長打力を武器に本塁打と打点の積み上げがカギになりそうです。
和田康士朗
2020年成績:46試合46打数10安打0本塁打0打点18盗塁 打率.217
正直ここに名前を挙げるか迷いました。
ただ、上記の3人にタイトル争いやベストナインに絡む選手がいないため、現在リーグ1位である盗塁王のタイトルを獲得できれば光る材料になると思います。
代走がメインの選手の受賞は前例がないので、もう少し打撃成績の上積みは必要かもしれません。
パ・リーグ新人王争いの展望は?
上記に挙げた4選手はどれもタイプの違う選手で比較が難しいです。
現時点では、中継ぎで活躍している平良と打率.270台で規定打席をキープしている小深田の争いになっていると思います。
安田と和田は大穴ですが可能性はあると思います。
まとめ
今年は、先発、リリーフ、スピードスター、将来の長距離砲と様々なタイプの選手が争っているという印象です。
それでも争いは拮抗していて誰が受賞するのか楽しみながら見ています。
ここに名前を挙げた選手は、今シーズンの活躍をきっかけに球界を代表する選手になってもらいたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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