昨年の周東選手の侍ジャパンの活躍などを皮切りに今シーズンのプロ野球では各チームの走塁のスペシャリストに注目が集まっています。
主な主戦場は代走ながら盗塁王を狙えるほどまでの選手もいます。
そういった選手をピックアップして紹介していきたいと思います。(そのため、近本、山田、西川、荻野といった主にレギュラー出場している選手は省いています)
※2020年成績は9月7日までの成績
巨人:増田大輝
2019年までの通算成績:75試合50打数10安打0本塁打6打点15盗塁 打率.200
2020年成績:47試合28打数7安打0本塁打1打点13盗塁 打率.250
2015年育成ドラフトで巨人に入団しました。
大学中退、鳶職、独立リーグを経験して入団した苦労人ですが2年目の2017年シーズン途中に支配下登録を勝ち取りました。
4年目の昨年に1軍デビューを果たすと主に代走として出場しチームトップの15盗塁、打撃でも優勝決定試合の決勝打を放つなど光る活躍を見せました。
5年目の今シーズンも代走がメインですがすでにリーグ2位の13盗塁を記録し盗塁王も狙える位置にいます。
阪神:植田海
2019年までの通算成績:199試合249打数51安打1本塁打3打点32盗塁 打率.205
2020年成績:43試合49打数8安打0本塁打3打点5盗塁 打率.163
2014年のドラフトで阪神に入団しました。
4年目の2018年にスタメン機会を増やすと打率は1割台ながらチーム2位の19盗塁を記録。
5年目の昨年は主に代走と守備固めで出場し2年連続の二桁盗塁を記録。
チームの代走の切り札の地位を確立しましたが、課題の打撃の向上があればレギュラー奪取も期待されます。
ロッテ:和田康士朗
2019年までの通算成績:1軍出場なし
2020年成績:40試合39打数10安打0本塁打0打点18盗塁 打率.256
2017年の育成ドラフトでロッテに入団しました。
高校時代は硬式のクラブチームに所属し独立リーグを経てプロに入った異色の経歴を持つ選手です。
1、2年目は2軍でシュアなバッティングと俊足をアピールしました。
3年目の今シーズンに支配下登録を勝ち取ると早速自身の能力を発揮。
ここまで代走出場がメインでありながらリーグトップの18盗塁を記録しています。
走塁でのプレーだけでもインパクトが大きく、今シーズンのブレイク選手の1人となっています。
ソフトバンク:周東右京
2019年までの通算成績:102試合102打数20安打1本塁打6打点25盗塁 打率.196
2020年成績:53試合118打数26安打0本塁打6打点15盗塁 打率.220
2017年の育成ドラフトでソフトバンクに入団しました。
2年目の昨年に支配下登録を勝ち取ると、主に代走と守備固めで出場し25盗塁を記録する活躍を見せブレイクしました。
オフのプレミア12では侍ジャパンに選出され光る走塁を見せ世界一に貢献しました。
今シーズンはスタメン出場も増え特に8月から盗塁も量産しています。
オリックス:佐野皓大
2019年までの通算成績:69試合121打数25安打1本塁打9打点12盗塁 打率.207
2020年成績:44試合27打数6安打0本塁打0打点13盗塁 打率.222
2014年ドラフトでオリックスに投手として入団しました。
3年目の2017年オフに野手転向を決意し再スタートをしました。
すると5年目の昨年、1軍での出場を増やしチーム2位の12盗塁を記録しました。
今シーズンも代走の切り札としてすでに昨年を上回る13盗塁を記録する活躍を見せています。
まとめ
今シーズン走塁にフォーカスして活躍している選手を5選手紹介しました。
選手を見ていくと育成選手から這い上がった選手や投手から野手転向といった苦労人の選手が多くいました。
そういった選手が一芸に秀でた選手として活躍するのは夢がありますね。
今シーズンどこまで盗塁数を伸ばしていくかも注目していきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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